アトピー治療の薬と漢方
アトピー性皮膚炎の原因は遺伝的な要因と環境要因があります。治療にはステロイド処方と漢方があります。ステロイドは表皮の炎症抑制に効果がありますが、長期服用すると免疫力が低下し、表皮がより薄くなる、肌のバリア機能が一層低下する副作用を招いてします。
アトピー性皮膚炎の治療
アトピー性皮膚炎の治療法は、主にステロイド処方か漢方(脱ステロイド)になります。他にも食事療法、皮膚科クリニックが独自開発した生薬や有効成分を配合した薬を処方する方法があります。
自宅でも、正しいスキンケアを実践し、乾燥させない、保湿を欠かさないように注意をするだけでもずいぶん違います。
アトピー性の原因
アトピーの発症原因は不明ですが、遺伝的要素が強いと言われています。しかし、発展途上国に少なく、先進国に多いこと、近代化にともなって症例数が増加することから環境の変化も発症原因の一つだと言われています。
アトピーになりやすい人の特徴として、肌の角質層に存在するセラミドという細胞間脂質が少ない点が指摘されています。セラミド生成に問題があって角質が乾燥し、肌のバリア機能が低下することによってかゆみや赤みを引き起こすと考えられています。
アトピー治療 漢方
アトピー性皮膚炎に効く漢方は、消風散(しょうふうさん)、温清飲(うんせいいん)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など、外用剤には、紫雲膏(しうんこう)・太乙膏(たいつこう)・中黄膏(ちゅうおうこう)などがあります。
アトピー性皮膚炎の患者は気管支喘息も併発していることが多く、同じ漢方を飲むことにより、喘息発作が起こらなくなったと言う報告もあります。漢方を選ぶ際もできるだけ色々な漢方を併せ飲むのではなく、コレと決めた漢方だけを飲んでみるといいでしょう。効果がなければ、別の生薬を配合した漢方を試してみましょう。
アトピー治療 ステロイドの副作用
ステロイド外用剤は、炎症を抑える効力が強い薬ですが、長期的に使用していると皮膚が委縮したり、接触性皮膚炎、二次感染といった副作用をきたす恐れがあります。具体的には、皮膚は薄くなり赤くただれ始め、次第に皮膚が黒っぽくなったり、カチカチ状態に変化して行きます。また、皮膚の皮脂の分泌が減少し、皮膚の表面が異常をきたす為に皮膚呼吸が妨げられ、脱毛なども見られるようになります。
肌から吸収されたステロイドは体内に蓄積され、薬の量が増えてくると必ず副作用が出てきます。弱いステロイドでも長期間利用していれば蓄積される量は同じです。ステロイドはホルモンの働きを狂わせるので、免疫力の低下をもたらし、最後にはとてつもなく強いステロイドを使用しなければならなくなるおそれもあります。
ステロイドを使ってもなかなか効果が得られない場合は、医師と相談の上、プロトピック軟膏やPUVA療法、シクロスポリンといった他の治療に切り替えることになります。
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